記録

現地参戦はenergyから、生誕イベント参加は2022年が初

観劇記録 - FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争 THE STAGE

2024年2月23日(金祝)から3月3日(日)までヒューリックホール東京にて上演されていた舞台『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争 THE STAGE』観劇してきました。四半世紀以上生きてきて今まで観劇経験がなかったのですが、初めての観劇でめっちゃいい経験したな~~としみじみ思う。初観劇が推しの主演舞台という時点でもう既に最高なんですけど、内容やキャストの方々の演技もすごく良かった。ので感想とか勝手な考察だらっと書いていきます。セリフとかはうろ覚えな部分があるので違ってもご容赦ください。考察し終わってからちゃんとゲームに触れようと思ってたのでゲーム微プレイでして、そこ違うよみたいな部分があっても大目に見てください。ちなみに私は2月23日のマチネ・ソワレ、24日のマチネ、3月2日のソワレ、3日のマチネ・ソワレを観劇しています。

 


<モント・リオニス>

序盤と終盤とでのギャップがすごい。序盤はどちらかと言えば気弱で、心優しい一人の青年。王子なのでもちろん偉い立場ではあるんだけど、良い意味でも悪い意味でも人に対してフラットな印象。自分や大切な人の命を脅かす敵であればその限りではないけれど、それでも戦争よりも先に和解の手を考えるあたり本当に優しい人なんだろうなと思っている。そんな彼が戦闘を重ね徐々に『優しい青年』から『守るべきものがある王子』、そして『国を守る王』になっていく姿がすごく良くて……モントの優しさは美徳なんだけど、それだけじゃ生きていけないし、特に国を継ぐものとしては非情な判断も必要になってくる。守るために戦うことを決意したモントの凛々しい姿が本当に格好いい。いつが契機かまでは覚えてないんですけど、時間が進むにつれ序盤よりも徐々に声が低く固いものになっていって、リオニスという国を背負う唯一の存在になる覚悟がその声音からも感じられて良い表現だった。

エルデ王の最期をモントが看取るシーン、初日は声に怒りや憎悪が出ていた気がするんだけど、千秋楽では悲しみの色だけが見えて個人的には千秋楽の表現の方が好きだった。父であり王であるエルデを討ったシュテルに何も思わないわけではないだろうけど、それでも憎しみよりも先に悲しみが来るのが、立場が変われどモントの優しさは変わらないのだと思えて良かった。

個人的にいちばん好きなシーンが、マシュリーに「お願い、死なないで。絶対帰ってきて」と言われても応えない(約束をしない)ところ。殿を務める際に「死ぬなよ」と言われた時はちゃんと答えたけれど、二度目に関しては約束はできないから、ただマシュリーを案じてシュゼルトに託したのかなあと思っている。それもある種王子から王になった証のように思えた。確実に守れるわけではない約束をしないのって、上に立つ立場の人として要るスキルだと思うので……

あと演者の吉田仁人さんが左利きなのを存じているので、右手に剣を持って(ファンの贔屓目もあるだろうけど)違和感なく殺陣をしていたのがすごかった……


<シュテル・リオニス>

きっと作中でいちばんもどかしい立場だったんじゃないかなあと勝手に思っている。自身の武功を上げられないことへのもどかしさも勿論あるだろうけど、自分よりも戦闘が不得手なモントが傷つきながらも戦場に立つ姿へのもどかしさもあるんじゃないかなあ。それが何年も続けば見切りをつけたくなってもおかしくないよな……そういう意味では、どうしてもモントの優しさに目が行きがちだけど、シュテルも根本は優しくて真っ直ぐな青年だと思っている。だからこそエルデ王への「言葉にしなきゃ伝わらない思いだってあるだろ!」という叫びにも似た訴えが見ていて辛かった。

これは私の認識違いの可能性もあるんだけど、モントやエルデ王に比べてシュテルの甲冑が綺麗(あまり汚れていない)に感じる。以前ラジオで吉田さんがたしか「使用感が出るようにわざと色をくすませたりしてる」みたいなことを言ってた記憶があったので、あまり戦場に出ていないシュテルの衣服はもしかしてそういう意図なのかな、と考えている。というかそもそも、もしかしたらあの赤い衣装は戦装束ですらないのかもしれない。めちゃくちゃ勝手な印象だけど、実際戦うのであればあのゆとりのあるズボンは邪魔になっちゃうんじゃないかと思うので……やるにしても裾が広がらないように膝下くらいまでのブーツとか履きそう。でも国外の戦に出さないって言い方をされてたってことは国内でのいざこざには出陣してたんだろうし、でもそうだったら国内で旅団の騒ぎがあるときにシュテルを連れて行ってもおかしくはないし……この辺り考え出すと終わんないのでこれぐらいに留めておきます。


<マシュリー・ホルン>

最初にご容姿の話をしちゃうのあれなんですけど、マジで美人~~!遠目でももちろんお美しいんだけど、一度だけステージに近い席で見たときは本当にびっくりするぐらいお美しかった。マシュリーとモントって個人的には対照的だと思っている。優しすぎて王子らしからぬ部分もあるモントと、一国の姫としての決意を持っているマシュリー。もしかしたらマシュリーは序盤のモントにもどかしさを覚えていたのかもしれないけれど、だからこそ、違うからこそ二人は惹かれ合ったんだろうなあと勝手に思っている。一国の姫として気丈な姿を見せる裏に一人の人間としての感情が潜んでいて、モントの前ではそういう面も見せるようになっていくのがすごく良かった。

ホルン城への帰路でフェネス軍に邪魔をされシノビを殺され「覚悟はよいか!」って言うところ、初日よりも千秋楽の方が怒りと悲しみの感情が露わになっていてすごかった。初日見た際は芯のある女性という印象が強かったんだけど、そうじゃなく、マシュリーだって一人の感情がある人間で、当たり前に心配もするし怒りもする。そのいい意味でのギャップが好き。


<リリシュ>

近い席で見た時に初めて、腿と左肩に傷があることに気づいた。スカートや髪で隠れて見えにくい位置だから、正直のちのち怪我をするとかなのかなと思っちゃってたけど、ゲームのイラストで傷が多くてすごく納得した。

婚約者の訃報を聞いたシュゼルトとの掛け合いの部分がすっごく好き。「お前に何が分かる!」「ならあんたはあたしの何が分かるっていうんだい!」もそうだし、「男には引けない戦いがある」「女にだって引けない戦いはあるさ!」のところも好き。大切な人を失った悲しさも怒りも絶望も、全部が声に表れている。大切な人を喪った事実が変わることはないけれど、ムラガを討ったことで二人が何かしら救われているといいな。

モントに対し「早く王様になっちゃってよ」と言っていたリリシュ、実際モントが王になり戦ってすぐに前線に戻りまた戦う姿を見てどう思ったんだろうか。自分がいなくても一人で戦っていけるモントの姿に自分はもういらないと思ってしまったのかもしれないけれど、モントが守りたい国の中にきっとリリシュは必要な存在だと思う。だから大丈夫だよ。リリシュが望んだ争いのない平和な国にきっとモントがするし、その時にはリリシュが必要だよ。


ラマダ

お声が可愛い〜〜。聡明で戦う時も涼しげなのが印象的だった。丁寧な口調でどこか余裕のある戦い方をするラマダと、ざっくばらんな話し方で荒々しくも確実に仕留める戦い方をするリリシュって対極で、でもだからこそバランスが良くて良いコンビだなあと思っている。ラマダが初めてリリシュに会った時のことも気になる。口ぶり的にラマダはリオニス国外に元々いた人なんだと思ってるんだけどどうなんだろう……その辺りもゲームで明かされてたりするのかな。サーダリーやギルガメッシュほどではないけどラマダも舞台だけ見てる限りでは謎が多い人物なので、ゲームで改めてちゃんと知りたいなと思った。


<サーダリー・クルステア>

すごい、やばい、胡散臭いの三拍子揃ってる。口調や声音は優しそうなのに自分の目的のためならあらゆる手を尽くすタイプで正直結構好きなタイプではある。正直サーダリーに関しては『何のために』が舞台だけだと分かりづらい(ちょくちょく気になるワードは出てくるけどそれに対する説明がない)。けどこれは分かりづらいから悪いっていうわけじゃなく、あえて今回の舞台では省いている気がしてる。あとほぼ常に目を見開いていて瞬きをあまりしていないので本当どうなってるんだこの人。


<シュゼルト>

とにかく気迫がすごい。ムラガを前にしたときの叫びがもう……。婚約者の訃報を聞くシーン、初日とかは怒りを露わにしてそれをシノビにぶつけてたけれど、千秋楽前日に見た時は静かな絶望という感じがした。どっちの表現も私は好きだな。どちらもその声音だけで、シュゼルトがどれほど婚約者のことを思っていたのかが伝わってくる。

シュゼルトの仕草ってとにかく細かい。ここ数公演でやっと気づいたんだけど、エルデ王の範囲ガードみたいな技を初見だからどういうものか分からず、たしかシュゼルトだけ剣で矢を防ごうと構えてるんだよね。それ以外にもマシュリーがフェネスへ向かうことになった経緯を話す際に剣を抜くべきか迷っているように見えたり、声以外の要素でシュゼルトという人間がどう考え感じているのかが分かって良い。演者のことを考慮せずただキャラクターとして誰が好きかって聞かれたらシュゼルトとヘレナ妃の二択で迷うくらいには好き。


<オー>

最小限の動きで敵をいなしている感じがして、熟練者という感じがする。基本の型がいちばん強いみたいな感じ。シュテルよりもモントの方が剣を構える際に重心を落としているのがなんでなのか気になってたんだけど、もしかしたらシュテルはオーの型をすごく参考にしてるとかなのかなと思った。

序盤からずっと好々爺だったオーが、ヘレナ妃の死で感情を剥き出しにするの、しんどいけどいいシーンだよなあと思っている。それだけでオーが弟子のモントやシュテルだけでなく、リオニスという国をどれだけ大切に思っていたかが分かる。騎士という立場はオーにとっては身に過ぎる立場だったのかもしれないけれど、きっとモントもシュテルも剣だけじゃない大切なものをオーから学んだと思う。死地に向かう心構えだったシュテルに、生きるために戦うと笑って言ったオーはめちゃくちゃ格好良かった。


<ムラガ・フェネス>

失礼だと分かった上であえて書くんですけど、正直演者の方にあまり演技のイメージがなかったので、どんな感じなんだろうと見るまでちょっとドキドキしていた。今回の舞台でいい意味で裏切られた。ムラガの粗暴な、けれど実力に裏打ちされた威圧感はきっとこの人にしか出せない。

個人的にはシュテルとサーダリーが初めて邂逅したときの、納得いかない様子でシュテルとサーダリーの話しているのを見てるシーンが好き。あの場面はアンサンブルの方々との声無き会話も良い。

リオニスの視点からすると、ムラガのしたことは到底許せるものではない。けれどモントに討たれて最後に出た言葉が「国を、フェネスを頼む」なの、どれだけリオニスに対して蛮行をしていてもムラガは王なんだなと思わされた。自国の民や兵を思う気持ちは、性質は違えどきっとモントと変わらない。ムラガ王たる所以が最期に知れたような気がしてちょっと嬉しかった。


ギルガメッシュ

漂う強キャラ感、良。ギルガメッシュもサーダリーと同様、正直今回の舞台ではどういう存在かあまり詳しくは語られていないけれど、強大な力でその場の者たちを捩じ伏せたり、兵によっては恐怖で逃げ出すほどの威圧感があるの、登場は少ないながらもその強さが分かりやすくてすごい。一方でエルデ王の「猶予が欲しい」という言葉に耳を傾け最終的には承諾するなど、(モント達と同じ人間ではないだろうけど)少し人間らしい一面もあるのがまた良い。圧のある話し方だけど、無慈悲で無感情なわけではない。ギルガメッシュが何を考え、何のために国に属しているのかが気になる……


<ヘレナ・リオニス>

誇り高く気高い姿の裏に人間らしい、一人の母親や妻としての姿がある方だなあと思っている。兵たちの前では気丈に振る舞っていても、周りに人がいない場やエルデ王の前では泣き崩れたり、マシュリーに首を垂れて懇願する姿がとても印象的だった。私は芯のある強い人間が不意に見せる弱さにとても弱い人間なので、ヘレナ妃のことがすごく好き。余談だけど吉田仁人さんのことが好きな理由の一つもそれ。話をヘレナ妃のことに戻すと、国の中でも立場のある人間で、弱い姿を見せることは基本的に良くないので気丈に振る舞っている。それもきっとヘレナ妃の持つ一面ではあるんだけど、一方で子や夫を思う気持ちは普通の女性で、大切な人を亡くすときの辛さをすぐには飲み込めないのが好き。あと演者の方の泣きの演技がすごい。強さと弱さどちらもあるからこそ、ヘレナ妃はこんなに魅力的に見えるんだろうなと思う。

これは私の考察に過ぎないけど、ヘレナ妃とエルデ王は最初シュテルを王にするつもりだったんじゃないかと思っている。もっと正確に言うと、王を継ぐ意思と決意のある者に継がせるつもりだったと思っている。物語開始時点ではモントよりもシュテルの方が決意があった(と私は感じている)。けれどモントを見捨てるつもりもなくて、だからこそ経験値を積ませるためにモントばかりを戦場に連れ出したのかなあとか思っている。


<エルデ・リオニス>

『一人の父』である前に『一国の王』であるという意識がとても強い人だと思う。その点はヘレナ妃と対照的だと思っていて、ヘレナ妃は『国王の妻』である前に『一人の母』という方が強い印象。エルデ王はいい父ではなかったかもしれないけど、いい国王ではあったと思っている。家族を蔑ろにしているわけではないんだけど、きっとエルデ王の中では家族と国(リオニスの土地)は同じくらい重要で大切で、けれど前者についてはあまり表に出さなかったんだろうな……だからシュテルとの間に軋轢が生まれてしまって、それでも息子たちを生かすためなら自分は恨まれてもいいとすら思っているの、めちゃくちゃ親の愛だよな……きっとモントとシュテルは跡取りが二人以上いると国が滅ぶ原因になるってこと、物語開始時点では知らないんじゃないのかな。モントとシュテルに何の引け目もなく健やかに生きてほしくて、ヘレナ妃と相談して決めたんじゃないかな。だからこそ二人はあんなに真っ直ぐで優しい子たちに育ったんだろうな、とか思いを馳せてたら今泣きそうになってる。さっきいい父ではなかったかもしれないって書いたけどそれはあくまで息子視点の話で、物語に介入せず神視点に近い形で見ている我々観客からすると十分すぎるほどいい父だし、それが伝わらないもどかしさもあるし……ちょっとこれ以上書くとメイクが崩れそうなのでこの辺りにしておきます。

あと最後にキャストが出てくるところでエルデ妃をエスコートしている姿は、本編では垣間見ることしかできなかった平和なリオニス家という感じがして個人的にすごく好き。モントとシュテルが成人するちょっと前くらいの平和なリオニス家番外編待ってます。言うだけならタダの精神。


<アンサンブル、全体を通して>

アンサンブルの方々の動きが本当にすごい。一人何役もこなすし所属する組織によっては特徴的な(具体的には片手を後ろに回しているクリスタル教会の僧兵とか)戦い方をしているのが本当にすごい。殺陣って当たり前だけど両者の息が合わないとうまくいかないと思うんだけど、その辺りの合わせ方がさすがプロ……どこの兵もすごく良かったんだけど特に、リオニス兵の先駆けと殿がちゃんと周りを警戒しているのと、ムラガの側近の兵が表情豊かで印象的だった。

舞台セットも良かった。今回結構必要最低限のオブジェクトだけだった印象なんだけど、プロジェクトマッピングとかで場面の転換や場所を暗に知らせるのがすごい仕組みだった。いまだに一階部分の扉にも壁にもなるやつ意味わからん。なんとなく仕組みは分かるけどそれをあの早業でやるのが意味わからん(褒めてます)。あと登場人物のほとんどのお衣装の裾が長めなので、階段、特に降りる時にめっちゃ映える。衣装の質感も安っぽいコスプレ衣装とかじゃなく、ちゃんと身を守るために重厚感のあるもので、それでいて使い込まれたくすみとかもあって、世界観を作り出すために手を抜かない姿勢が伝わってくる。それからやっぱり音楽が良〜〜。うまく言い表せなくてもどかしいけど、FINAL FANTASYの名を冠するには欠かせない良曲ばかりだった。ウェズエットへ向かうときの行軍の曲特に好き。あの弦楽器の音いいよね。

 


最終日までキャストの皆様が誰一人欠けることなく駆け抜けられたこと、本当に嬉しく思います。そしてその場に立ち会えたこともすごく嬉しいです。終わっちゃうの寂しいよ〜〜!

推しの吉田仁人さんの話をちょっとだけします。稽古が始まってからとにかくずっと大変そうで、それでも疲れた様子を表にはほとんど出さなくて、楽しそうで、そういう姿にめちゃくちゃ救われてました。吉田さんが頑張ってるから私も仕事頑張ろうって思えたし、平日乗り切ったら舞台がある!って思いながら生きてこられた。私はそもそもM!LKの存在に命を救われてるんですけど、今回の舞台も同じくらい救われて、大切で、本当にかけがえのない経験ができました。改めてこの舞台に携わられた全ての方々に感謝を。

正直、見に行くまでは不安だった。今まで生きてきて舞台の観劇経験がなかったから。調子に乗って何公演もチケット取ったけど、ぶっちゃけ話の大筋は変わらないじゃん。演者の歌とかアドリブで遊ぶみたいなゾーンも基本的にはない真面目なストレートプレイ。だから正直二公演目以降は見ていても飽きるタイミングがあるだろうなって思っていた。けど、毎回ちゃんと引き込まれて、毎回ちゃんと発見があって、本当に今回行って良かった〜〜と毎回心の底から思えた舞台だった。初めての観劇、推しの初めての主演舞台、いろいろ初めてだらけで楽しかったな。あとペンライト持っていかない現場が新鮮だった。またこういう機会があるといいなと思っています。素敵な舞台をありがとうございました。

吉田仁人さんの好きなところを書く記事

*1

吉田仁人さん24歳のお誕生日おめでとうございます。今年もこうしてお祝いできたことを嬉しく思います。せっかくお誕生日なので、吉田仁人さんの好きなところを書き連ねる記事を一つの記録として残しておこうと思います。書いてる途中で文体が崩れているかと思いますが、いちファンが好き勝手書いてるブログなので許してください。

本記事では一部、有料コンテンツ(PREMIUM M!LK、円盤等々)に含まれる内容に触れています。画像・動画等の転載はもちろん致しませんが、好きを語る上で一部触れざるを得ないことご容赦ください。

前置きもしたところで早速書いていこうかと思います。

 

 

容姿編

お顔について

結局顔かよと思われるかもしれないですが、吉田仁人さんのお顔がとにかく好き。可愛いと格好良いが両立する顔だと思ってる。個人的にいちばん印象的なのはぱっちりとした大きな黒目。吉田さんの目って、彼がどこで何を見ているかで結構印象が変わると思っている。あと自撮りなのか他撮りなのかでも結構印象違う気がする。たまに目に生気がない(ハイライトがない)こともある*2けれど、基本的には楽しそうに輝いている印象がある。その目はステージ上だと特に美しくて……いかにキラキラしているかはこの動画でお分かりいただけるかと思います。この吉田さん、本当にずっと楽しそうで毎日見てしまう。

個人的には吉田さんって口開いてる時と閉じてる時で結構印象が変わる人だと思ってる。大きい声で喋ってる印象がどうしてもあるので私は口を開いてる時の印象が先に来ちゃうんだけど、口閉じてアルカイックスマイルを浮かべてる時は本当に彫刻作品かと思うくらい綺麗。もちろん口を開けてる時も好きなんだけど、なんか別人みたいな印象を私は受ける。表情一つでここまで変わるのって結構すごいなと思っている。

*3" target="_blank" rel="noopener">https://www.instagram.com/p/CvCaKSgScZH/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=N2ViNmM2MDRjNw==))

あと私は吉田さんの横顔が好き。特に鼻筋が綺麗すぎてびっくりする。こんなフェイスライン美しいことあっていいんだ?!って毎回新鮮にびっくりする。まさしく造形美だと思うし、あまりに綺麗なのでどうにかして残したい気持ちでいっぱいになる。

自分が少数派だろうなという自覚があるけれど、私は吉田さんのえくぼに色気を見出している気がする。吉田さんって容姿も言動もM!LKの中で男性的な方に分類されると思う*4んだけど、口元をあまり魅せずに微笑んでる姿はどちらかといえば女性的な色気があるなあと思っている。控えめなしとやかさみたいなのがある気がする。どうしてそう思うのかはうまく言語化できないけれど、元々のお顔立ちがきりっとしている分、ギャップみたいなものを感じているのかもしれない。

*5

 

髪型について

これは吉田推しの中でたびたび論争になる内容だとは思うんですが、長髪短髪どっち派問題についても触れておきます。先に結論から書くと、私はどちらかといえば長髪派です。どちらかといえばと前置きしているのは、そもそも吉田さんの顔が好きなのでどれでも好きだな……という感情が根底にあるからだったりします。なのでよっぽど似合わない髪型でない限りは好き。

それでも長髪派を自称するのには、理由が2つあります。まず1つ目、前髪は重ければ重いほうが好きだから。これはもう本当に書いている通りなんですけど、暗い色で目が隠れるくらい重い前髪の人が結構無条件に(それが推しかとか関係なく)気怠さと色気を感じて好きなんですよね。で、前髪って別にそれ単体で何か成立するわけじゃなく、大抵横髪とか後ろ髪とかのバランスでいい感じにすると思うんですよね。そうなったときに短髪よりも長髪の方が前髪の重たさとのバランスが取れる気がするので好き。これが1つ目の理由です。2つ目、横髪は耳を少し隠すくらいの長さとボリュームが好きだから。わざわざ2つに分けて書いたくせに似通った理由であれなんですけど、私は吉田さんのイヤモニがちょっと見えるかどうかくらいの長さがすっごく好きで。これに関しては私が初めて吉田仁人という存在を認識して好きになったのが2019年のエビライの映像だというのもあるかもしれない。あの髪型の吉田さんを好きになったのがルーツだから、近しいものに惹かれるのかなあとは思っている。

ちなみに今までで一番ヘキに刺さった吉田さんはこちらになります。

*6

あとこれもなかなかヘキに刺さって2週間くらい苦しんでた。吉田さんの顔が好きなんだけど、それはそれとして目が見えないくらい前髪が重い男に弱すぎる。

*7

 

 

内面編

私は吉田さんの、しっかりしてそうに見えて実はちょっと雑なところが好き。貶しているわけではなく、何でも1人で完璧にできそうなのにそういう一面があることで人間味があるというか。気を抜くと部屋が荒れるブログ*8とか見るたびに、ああ人間だなあって安心する。あと自分のこだわりが強いところも好き。たとえそれが流行とかに沿わない形であっても自分のこだわりを貫く姿は頑固とも言えるけど、そこも含めて好きだなあと思っています。

あと独特のワードセンスも好き。M!LKのメンバーがレコメン!の他の曜日に出演するのを『謀反』と称したり、木曜レコメン!のスタッフさんがSNSのフォローを外そうとするのを『明智ってる』って言ったり、アイドルらしからぬ語彙だけど好きです。あと吠え面かかせたい*9ってなかなか出てこないワードだと思うんだけど、なんでそんなスッと出てくるの……?

それから仕事人間すぎるところもなんだかんだで好き。当たり前ですが我々ファンが見られる姿って彼らにとっては仕事の姿なわけで。それを好きで応援している身としては、仕事が好きとか仕事してないと落ち着かないって聞くたびに、自分の好きを肯定されているような気持ちになって嬉しい。でもさすがにインフルエンザにかかったのにYouTubeの編集してるって聞いたときはちゃんと休んでくれと思った。

 

 

パフォーマンス編

歌について

高音から低音、メロディからハモリまで何でもお任せあれな吉田さん。個人的には特にバラードで感情を込めている姿や、疾走感のある曲で伸びやかに歌い上げている姿が好きです。これで初期は歌メンじゃなかったんだから本当にすごい。元々の才能もあったとは思うんですが、M!LKの歌の大黒柱になるにはきっと並々ならぬ努力があったんだろうなと思っています。

吉田さんの歌は、基本的にどんなときでもブレないからすごい。ライブで音を外しているのをあまり見たことがない。喉の調子悪そうだなってときも無くはない*10けど、1回のツアーで1〜2回あるかないかくらいの頻度だと思う。何度も同じことを書いてしまうけれど、それだけ高水準のものを安定して届けるって、多分そんな簡単なことじゃないと思うんですよね……。直近であったカラオケ放送*11でも安定した歌声が聞けて、それも自分たちのグループの曲じゃなかったのでやっぱり下地がちゃんとしてるんだろうなあと思わされました。

吉田さんの歌に関して私が好きなエピソードが一つあるのでついでに書いておきます。詳細は下記の動画に載っているとおりですがざっくり書くと、『かすかに君だった』の曲中の一部パートを裏声で歌っていたのを地声でいけるんじゃないかってマネージャーさんに言われ、一度は断ったけれど回数を重ねて成功し再録の際*12にも地声で録ったものが入っているというエピソードです。現体制での再録というだけでも嬉しいのに、吉田推しとしてはすごく刺さるエピソードと歌なので定期的に聞いて思いを馳せています。

 

ダンスについて

幼少期からダンス経験があり、M!LKの中でも振り覚えが早く正確な吉田さん。ここでは同じく幼少期からダンス経験のある太智くんとの対比から見ていこうと思います。といっても私はダンスに関して門外漢なので素人が感じたレベルの話しかしていないです。

太智くんのダンスを「重力を感じさせない軽やかさ」だとするならば、吉田さんのダンスは「質量を纏った色気」だと思っています。個人的にこの動画が比較する上で対照的だなと思ったので参考にどうぞ。

先程一言に集約した通りではあるんですが、太智くんのダンスってそこだけ重力が無いみたいに軽やか。跳ねるような動き、という言葉は陳腐かもしれませんがまさにそうだと思っています。特に上記の動画の0:33辺りの足を見てほしいんですが、広げた足を戻して右足に寄せる動きのときにおそらく太智くんだけ両足で跳んでるんですよね。私が太智くんの動きに躍動感を感じているのは、こういう細かいところで跳ねるような動きが入っているからなのかなと思っています。

対する吉田さんのダンスは、個人的には言葉で表現しづらい(なので一言もうまく対比できていない)です。リズムの取り方がズレているようには感じないけれど、どこか動きに余裕と余韻がある。躍動感とはまた違う動きのスムーズさがあって、特に腕や指先の動作が綺麗なのかなと思っています。余韻のある動きってリズムが遅取りだったらまあ分かるんですけど、リズムがほぼ正確なのでダンプラを見ながらめちゃくちゃ混乱しました。

一口にダンスが上手いといっても魅せ方が違う(と私は勝手に思っている)2人。それって実は凄いことなんじゃないかなあと思っています。この辺りは2人のダンスのルーツが違うことに起因してそうだし、改めてちゃんと調べたりしたいです。

 

魅せ方全般について

歌についてで書いたことと少し被るんですが、どうしても好きなのでかす君の話をしたい。裏声部分を地声でやってみるのを提案されたとき、吉田さんが一度断った、っていうのが本当に好きポイントすぎる。これはあくまで私がそう思うってだけだけど、吉田さんってステージで披露することについて一定のプライドを持っている気がする。お客さんに見せられる基準を自分の中に持っていて、それが結構高そうだと思っている。だからこそ不確実性のあるものに対してステージ上で挑まない、挑むにしても自分の中で地固めをしてからじゃないとしない、そんなイメージがある。この感覚があるから他者より優れているというわけではなくて、ただ私が好きな吉田仁人というパフォーマーはこうであるというだけの話。私は吉田仁人さんのことをそう解釈しているので、『HAPPY!HAPPY!HAPPY!』の『愛と合図』Cメロでアレンジを入れてきたのが少し意外だったし、一方でそこに至るまでの見せない努力があったんだろうなとか想像して嬉しかった。あと演出で指示されていても頑なに脱がないところとか安心できるので好きです。

これはM!LK全員その傾向があるんですけど、ライブ前やツアー中にしんどかったり辛かったりがあってもライブが終わるまではそれを表に出さないところ、本当に尊敬します。もちろんそういう面を見せてくれてもそれはそれで嬉しいんだけど、ステージに立つ上での矜恃みたいなのがきっとあるんだろうなあと思わされる。ライブが終わるまではとにかく楽しませることを前面に出してくれるM!LKさんが好きだなあと改めて思った。

 

 

コンビ編

佐野勇斗(さのじん)

お互いが甘えられる良い関係な最年長とリーダー。好きな話なので本当に何回でも擦るんですけど、メジャーデビュー発表後の合宿*13で佐野さんも吉田さんも、佐野さんが走って吉田さんがブレーキになるっていう認識があったのがめちゃくちゃ好き。相手に甘えてる自覚があるのもめちゃくちゃ好き。さのじんってどっちも精神的にかなり自立していると思うんですけど、それゆえに甘えるような姿が見られるのって結構レアだと思うんですよね。そういう意味では佐野さんって吉田さんが普段見せない面を引き出すのが上手いよなあと思っています。距離が近いって怒られてたり、服を奪い合ってたり、なぜか年1くらいで抱っこされてたりする関係性、よく分かんないけど好きです。

 

塩崎太智(塩レモン)

オーディションから一緒で、M!LK内でいちばん長い付き合いの2人。個人的にはこの2人って似ているようで実はM!LKの中でも対極に近い位置にいると思って居ます。自分が信じたことを曲げない強さは共通する一方で、私生活ではアクティブな太智くんとインドアな吉田さんという対比が面白いと思っています。対極に近い人間って、相性がめちゃくちゃ悪いか、相手を尊重して程よい関係になるかに二分されると思っていて、塩レモンは後者だと思っています。相手と同じ選択肢は選ばないけれど、相手の性格なんかは分かっているので何を選ぶのかは察しがつく感じ。長年の付き合いからくる塩レモンの信頼感みたいなものがすごく良いなと思っています。この2人って太智くんがふざけて吉田さんがツッコミするかと思いきや、吉田さんがふざけることも往々にしてあるので面白いなあと思っています。

 

曽野舜太(そのじん)

なんだかんだで吉田さんがいちばんお兄ちゃんになるのがこの2人だと思っています。一緒にご飯を食べに行っても絶対に舜太には払わせないと言っていたり、お願いされたらおんぶしたり、最年少に甘い吉田さんの図が私は好きです。いつぞやのFCブログ*14で「ドッグランを思い切り走るワンちゃん観てる時の気持ち」と言っていたのが言い得て妙だなと思っています。そのじんって他のコンビと比較したときに相対的に距離感遠めな気がするんですけど、そこが2人の適正距離なんだろうなと勝手に思っています。吉田さんって付き合いの長さと深さから懐に入れる具合が変わる人だと思うので、この関係値が数年後に変わってたりしても面白いなと思っています。

 

山中柔太朗(YJ)

キモい書き方なのは重々承知の上なんですが、吉田さんの世界を広げてくれたのは柔くんだと私は思っています。ファッションだったりゲームだったり、今の吉田さんを形成しているもののには柔くんの影響を受けたものが多くあると思います。ただ影響を受けただけでなく、YJゲーミングという仕事に繋がっているのがとてもいいな……としみじみしています。YJって不思議で、ゲームとかだと器用な柔くんとあまり上手くない吉田さんという図になるけれど、学業とかになると反対になるのが面白いなあと思っています。過去の配信ライブでは「(この2人は)波長が合いすぎて話が面白くない」と言っていた*15のが、『HAPPY!HAPPY!HAPPY!』では会場を沸かせるほどになったと思うと感慨深いなと勝手に思っています。

 

 

最後に

改めてにはなりますが、吉田仁人さんお誕生日おめでとうございます。ブログとして文字に起こしてみて、やっぱり吉田さんのことが好きだな〜〜と思わされました。

今年はレコメン!のパーソナリティに抜擢されたりと、普段のブログだけではなく定期的に吉田さんを見聞きする機会が増えて嬉しいです。来年の舞台も楽しみです。24歳の吉田さんも変わらず応援していけたらと思っています。

*1:https://www.instagram.com/p/CmJxHA2vYwd/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=N2ViNmM2MDRjNw==

*2:主にレコメンでなっている。それはそれで好き

*3:

*4:個人的には容姿が中性的寄りなのは太智くんや柔太朗くんで、言動が中性・女性的な人はあまりいないと思っている

*5:https://x.com/reco_thursday/status/1722638710091743386?s=20

*6:https://x.com/reco_thursday/status/1664250365351718912?s=20

*7:https://www.instagram.com/p/Cj-ZJldymQm/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=N2ViNmM2MDRjNw==

*8:https://sd-milk.com/contents/688443

*9:https://youtu.be/OMPhcUr6-7k?si=MhXzGcBi-BZTUscQ

*10:直近だと2023年11月3日にあったバズリズムフェスにて、乾燥とかもあって本調子じゃなさそうだった

*11:2023年12月12日、佐野さんのインスタライブにて

*12:2023年6月14日発売、『Jewel』初回限定B盤『Jewel Single Collection 2023』

*13:2021年11月24日発売、『Ribbon』初回限定盤A

*14:https://sd-milk.com/contents/691894

*15:2020年6月27日開催、『M!LK ONLINE CHU!?』https://stardust-ch.jp/movies/detail/514667/

夢みたいな光景に救われた話〜M!LK 1st ARENA『HAPPY! HAPPY! HAPPY!』〜

M!LK 1st ARENA『HAPPY! HAPPY! HAPPY!』、最高でした。タイトル通りとても幸せになれるライブで、夢みたいで、行って良かったな〜〜と本当に思った。ライブ良かったな〜〜の気持ちを残しておきたいのでこうして筆を取ったけれど、どうしても推し(吉田仁人さん)に視点が偏りがちなのでご容赦ください。また本記事にM!LKや他のグループ等を貶めるような意図は一切無いことを事前に記載しておきます。
セトリや詳細なレポは他の方々がきっと素晴らしいものをあげていらっしゃるだろうから、ここには期待しないでください。

 

 


会場・ステージについて

私は今回のライブが初めての横浜アリーナだったんだけれど、まず広さに驚いた。物販受取の都合でぐるっと1周してから会場に入ったんだけど、外周の広さに驚き、中に入ってからもずらっと席があって、この会場を埋められるのすごいな……と改めて思った。でも見づらいというわけもなかったので本当にいい会場だったなあと思っている。大きい会場だけど『遠いから寂しいなあ』とは思わなかった。これに関してはステージが3箇所あったのが要因として大きいかもしれない。全然関係ないけどM!LKさん花道が似合いすぎでは?
私はアリーナ*1だったんだけど、対面のずっと奥までペンライトの光が見えて、めちゃくちゃ綺麗だった。私もその一つでしかないけれど、あの会場でM!LKさんを照らす光の一つになれたのが嬉しい。
花道を歩く姿とか、トロッコとか、ステージを使いこなす構成とか、いつか見たいな〜〜と思っていたものをいっぱい見せてもらいました。本当に幸せだったな……

 

衣装や髪ついて


毎回のことではあるけれど、衣装が大天才すぎる。柔太朗くんの口座に直接振り込ませてほしい。
1着目のキラキラ王子様系衣装はシルエットは結構近い形に統一されているけど、素材やジャケットのボタンの数とかで違いを持たせてるのがこだわりを感じた。
2着目のメンカラ衣装はお上品に落とし込んだな〜〜うまいな〜〜と溜め息出そうになった。特に舜ちゃんの衣装が上手い。赤ってどうしても強い印象になっちゃいがちだし淡くしちゃうとピンクになっちゃうしで難しいと思うんだけど、生地や要所で白を使うことではっきり赤だと分かるのに強い印象を受けないように調整されている気がした。
3着目のシャツ衣装(2着目の中に着てたやつ)はシルエットはシンプルながら柄や素材で差別化して、全員が印象的になるようになっててこれも好きだった。
4着目のカラージャケットは柔太朗くんと太智くんのが可愛くて好き。カジュアルだけどどこか品のある素材やデザインで、個人的にはすごくM!LKっぽいなあと思った。
5着目のリボンをあしらった真っ赤な衣装はもう本当に天才。リボンの位置や大きさが違うのめちゃくちゃ良いし、佐野さんのアウターが大きめなのとか、柔太朗くんのジャケットの襟が凝ってたりとかすっごく好き。3ヶ月早いクリスマスプレゼントをもらったような気分でした。
この記事を書いている途中で柔太朗くんのインスタに衣装解説が上がって*2、マジで天才〜〜という気持ちに再度なりました。

 

佐野さんと舜ちゃんが金髪にしたの、似合うのは勿論そうなんだけど、2-3とか2-1-2とかで分かれるときとかにすごくいいアクセントになっているなと感じた。『My Treasure』で吉田さんが歌っているときに暗髪金髪のコンビ*3になってたのとか、めちゃくちゃ美しいなと思った。

 

曲について


『フレ!フレ!オレ!』を聞くたびに、吉田さんって格好いい側みたいな顔してるけど可愛い側じゃない?みたいな気持ちになってしまう。誰かを貶めたり否定する意味合いではなく、ただただ私が吉田さんを可愛いと思っているだけなんだけど。prettyじゃなくてcuteの方。

 

『Time Capsule』、楽しくなれる曲や元気をもらえる曲が多いからアルバムの中でもかなり好きな盤なので結構今回のセトリに入ってて嬉しかった。
『ジャングリズム』の動物になるくだりでセンステに向かいながら鳥が飛ぶ真似して自分で笑っちゃう吉田さんが可愛くて仕方がない。
『愛と合図』の「言葉じゃなくても寄り添えば」の吉田さんの歌い方アレンジがめちゃくちゃ好き。吉田さんの歌が本当に好きだし、より良いものにしようと歌い方を試行錯誤する姿勢も大好きだ〜〜。

 

『labyrinth』で腹筋を見せる流れ、吉田さんにも来たらどうしようと勝手に思っていたので、曲中でもバラエティコーナーでも健全で安心した。推しの肌色は心臓止まりかねないので……。むかし配信ライブ*4でその流れあったときはマジで数秒息の仕方を忘れました。

 

『イチニノサン』で吉田さんがギター持ってるの、前に見たのが生誕ライブだったので、フラッシュバックして情緒めちゃくちゃになった。あの時とはステージも曲も雰囲気も違うけれど、吉田さんの進化の一部を垣間見れたような気がした。舜ちゃんが歌うとき、弾いている吉田さんを見ていることが多くてニコニコしてしまった。
それはそれとしてポールダンスは見たいです塩﨑先生。

 

『夜明け』大好きオタクなので今回やってくれて本当に嬉しかった。背中を押してくれるような、行き先を照らしてくれるような、そんな力強さがある。もうそんな年じゃないけれど、私が学生だったらきっと受験期を頑張るテーマソングにしてただろうなと思う。

 

『Milestone』はアルバム『Jewel』の中でも1、2を争うくらい好きな曲なので、現地で聞けて本当に良かった。M!LKが好きでよかったと思わせてくれる曲で、これからもずっと大好きでいるんだろうなぁと思った。
『コトノハ』で5人が向かい合って歌ったところが、一枚の絵画に残したいくらい綺麗で。M!LK大好きだ〜〜とライブ始まってから何度目か分からない感情になった。
あとアンコール前の本編部分を『Aiシャンデリア』で締めたり、ダブルアンコールをバラエティコーナーで締めたり、最後までずっと笑顔でいさせてくれたなあと思った。

 

MC・バラエティコーナーについて


M!LKのMC誰が喋ってても面白くて私は好きなんだけど、特にYJのトーク、めちゃくちゃテンポが良くて楽しい。たまに謎なこともあるけど似てる2人だからこその空気感が美味しい。
あとこれは推しの贔屓目もあるけれど吉田さんのツッコミや飾らない言葉が素晴らしいし大好きだ。ダブルアンコールの障害物競走での実況力も素晴らしい。
MCでも触れていたけれどいろんな関係者が見に来てるの、いちファンとして勝手にめちゃくちゃ嬉しかったな〜〜。

 

さのじんについて


見れば見るほどさのじんが分からなくなる。なんかいろいろありすぎていろいろ絡んでたな〜〜という記憶しかない。終演後Twitter(X)でパブサして「そんなんあった……?いやあったかも」みたいな感じにずっとなってた。怖い。オバストでわちゃわちゃしてたのもピアスを貸したのも全部怖い。熱いお茶くらい怖い。

これは好きな話なので一生擦る気でいるんですけど、メジャーデビュー発表後の合宿で佐野さん吉田さんがお互いアクセルブレーキだと認識してるのが本当に大好きで……。まあ彼らが合宿以前の時間軸でそういう話をしていた可能性もあるので咄嗟に出た共通認識じゃないかもしれないんですけど。まあその可能性はどうでもよくて、引っ張っていく佐野さんと大事な時に止められる吉田さんという関係性がとても好きなわけですよ。具体的にこのシーンがそうとかは言語化できてないんですけど、今回のライブを通して、さのじんの信頼みたいなものの片鱗を見せてもらったなあという気持ちになった。あくまで私観でしかないけれど、M!LKのメンバー感の信頼って組み合わせで結構その性質が変わってくると思っている。さのじんのそれは兄弟のようでもあるけれど、相手ならどうするか分かる隣に立つ相棒的な感じがするなあと個人的には思う。さのじんに関しては書き始めたら別でもう一記事書けるぐらいの文量になってしまうのでこの辺で終わります。

 

個人的な話(重くて暗い)


数年前からM!LKを推してきていて、波はあれどずーっと好きで。曲が出るたび、動画が出るたび、ライブに行くたびM!LKっていいなと思ってて。だけどここ数ヶ月ちょっとメンタルがだめになってしまって、全然SNSとか追えなくて、しんどくて、生きてて良いことが悪いことに埋もれて見えなくなってて。だから正直ちょっとだけ、ライブに行くのが怖かった。
けど、行って良かった。生きてて良かったって、久しぶりに思えた。夢みたいに綺麗で、キラキラしていて、けれど夢なんかじゃなくて本当に良かった。ちっぽけな懸念なんて忘れるくらい本当にずっと楽しくて、ずっと笑顔にしてもらってた。M!LKが私を救ってくれた。
春ツアーも発表されたし、これからも生きないといけない。

 


ところで推しが赤ちゃんになったんですけど、ここから入れる保険ってあります?

*1:横浜アリーナのアリーナ席なので他の会場で言うスタンド

*2:https://www.instagram.com/p/CyvVP8FSdoD/

*3:山中佐野のコンビと塩﨑曽野のコンビ

*4:2022年6月27日開催『M!LK ONLINE CHU!?』

拝啓、推しへ

連日冷え込む日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。体調を崩されてはいませんか。先日のライブでたくさん歌われていたため、喉に不調が無いかが特に心配です。ご多忙のことと存じますが、なるべく暖かくしてゆっくり休んでください。

 

さて、今回こうして筆を取った理由は他でもありません。
この度はお誕生日おめでとうございます。歳を重ねるという節目の日に、いちファンとして立ち会えたことをとても嬉しく思います。昨年もたくさんの出来事がありましたが、今年も多くの飛躍があった年だと感じています。そして今年は、あなたがやりたいことをやる場に立ち会えたことも嬉しく思います。

 

振り返れば、私があなたを知ってから3年近くが経とうとしています。
私があなたのことを初めて見たのは、とある大型ライブでのことでした。と言っても、当時リアルタイムで見て、知ったわけではありません。ライブの映像が配信され、そこで初めてあなたを知りました。その頃のあなたはまだ他の色を知らない黒髪で、大きな瞳をキラキラさせながら歌っていたのが印象的でした。楽しそうに笑い、一方で真面目にMCを進行している。最初に抱いたのは人間的な好感でした。推すか推さないかの段階に至る前に、人間性がすごく形成されている人だなと思いました。

 

そこから、こんなにあなたにのめり込むことになるとは思いませんでした。のめり込むと言ってしまうとすごくマイナスな印象を抱くかもしれませんが、私はとても満足しているし後悔はありません。強いて言うならば、もう少し早く知りたかったという後悔があるくらいです。

真面目でいじられ担当。最初そう感じた印象は、あなたを知るにつれ、どんどんそれだけではなくなっていきました。努力家なこと。メンバーのことをとても考えていること。ご家族をとても大事にされていること。細かい所に気が付く気遣い屋であること。意外と甘えたがりなところ。高いところが苦手なところ。ダイナミックなダンス。どこまでも伸びるような歌。くしゃりと笑ったときの笑顔。全部が愛おしくて、新しい一面を知るたびに好きだなと感じます。

 

あなたが言ってくれる「この道しか考えられない」という言葉。それに救われている人間は、きっとたくさんいます。かく言う私もその1人です。なぜなら人は変わっていくものだから。かなり一般的な生活を送っている私ですら進学やら就職やら、出会いと別れ、選択を繰り返してきました。人はいつでも選ぶものだし、それによって変わるものだと私は考えています。その中でずっと前から「この道しか考えられない」と言ってくれることが、どれだけありがたいことか。変わらずそこに居てくれるということが、どれだけ嬉しいことか。
今後もそう思い続けていてほしいのは本心ですが、プレッシャーになりたいわけではありません。道は無限に分岐していて、きっとどこを選んでも可能性で満ちていると思います。けれどもし、あなたが考え、選択する道がもしそうであるなら、いちファンとしてはとても嬉しく思います。

 

本来ならばこの文は、こんなインターネットの隅に放り投げるのではなく、直接事務所にファンレターとして送るべきだと分かっています。もしくはあなたがアカウントを持っているSNSでコメントをするべきだと。あなたに見える形で伝えるべきだと。
けれどそれをできないのは、ひとえに私の心の弱さゆえです。あなたに感謝を述べたい一方で、私の言葉があなたに届いてしまうのが怖い。だからこの文は、もしも届いたらラッキーくらいに思っています。

 

最後に、改めてお誕生日おめでとうございます。あなたの歩むこの先が、健やかで幸多からんことを願っています。

 

敬具

吉田仁人 23rd anniversary LIVE 「Find Myself」が良かったという話

タイトルそのままの感想文(レポではない)。セトリネタバレ及び新曲への言及有り。

感情に沿って感想を書いたため、曲により感想量の違いがある。

 

 

 

会場について

中央に円形のステージがあり、それを客席が囲むような配置。360°どこからでも見られる形式。そしてバンドセット。会場入ってすぐにドラムが目に入って大きめの声が出そうになった。

あと会場にて開演前に流れている曲選が個人的に刺さりすぎた。私のSpotify見た?ってくらい好みの曲。特にアダムとイヴがあったのがアツかった。歌ってみた待ってるので、何かしらの機会があれば是非ご検討のほどお願いします。

 

1曲目 感電

あのイントロが流れて、姿が見えた瞬間、本当に息が止まりそうになった。何度もYouTubeで見たから言わば「知っている」ものなんだけど、それはあくまであの動画を知っているだけに過ぎないんだなあと思った。うまく言語化できないのだけれど、液晶の中でしか見られないものだから、ある種次元が違う(ゲームやアニメのように現実と密接に繋がっているがこちらからは干渉できないもの)感覚だったのかもしれない。とにかく、本当に電流を浴びたような衝撃だった。生で、歌って、動いている姿が見られる。初めてM!LKの現場に行ったときと同じような感覚だった。

正気に戻ってから見た限りだと、いろんなところで歌ってくれるのが印象的だった。円形のステージを活かして、正面以外でも歌ってくれる。私は正面のブロックでは無かったため、正直すごく助かった。にゃんにゃんにゃんのところで猫の手してたの可愛かった。

 

2曲目 夢がまた

ファン歴が長くないため、正直この曲はにわか程度にしか知らない。けれどアップテンポな曲調と、吉田仁人という人間に合った歌詞(だと個人的に思っている)で、にわかでも十分楽しかった。本当にマジで音源化してほしい。頼む。

たしか歌う合間にダンスもちょっとやってくれてたはず。あれもいつかフルで見たいな。

 

3曲目 SUN

ここからバンドのターン。最初にたしかドラムの方がクラップをしてくださって、そこから会場でクラップする流れになったのがすごく楽しかった。クラップしたり横揺れしたりしたい系統でとても好き。

原曲も爽やかで元気になれる曲だけど、歌う人が変わるとまた違う良さがある。個人的な印象だけど、仁人くんの歌うこの曲は力強くて背中をぐっと押してくれるような気がする。

あと『あのスネアが弾ける』って歌詞がある曲を、生バンドでやるのは本当にセンスが良い。

 

4曲目 ブルーベリー・ナイツ

この曲の時はたしか照明落としめで、ぼんやりと照らされていたような気がする。

シンプルに好きな曲なので歌ってみたが投稿された時点で雪の日の犬の如くはしゃいだけれど、生で聞くのはそれを上回る威力だった。語りかけるような切なさを含んだ歌い方をするなあと改めて思った。この曲はセトリの中で『静』寄りの曲だと思うんだけど、静かなる中に秘めた激情みたいなものが垣間見られてとても良かった。吉田仁人さん、静動の対比表現が本当にすごい。

 

5曲目 エンディング

ギターの破壊力に全てを持っていかれて記憶が無い。

 

6曲目 suger magic

曲を存じ上げなかったのだけれど、体が自然と揺れるような良い曲だった。歌詞が音にぴったりハマる部分がいくつかあって心地良い。

この曲はたしか3曲目と同様に、2階の壁に照明が模様になって映し出されていた気がする(記憶ベースなので違うかもしれない)。オーナメントの模様みたいで綺麗だなあと思った朧げな記憶。

 

7曲目 魔法の絨毯

この辺りからペンライトを振れなくなった記憶がある。今になって思えば感情が大脳の指示を邪魔して、ただ見ることしかできない、みたいな感覚。実際にはきっと頭は働いていたんだけど。

ブルーベリー・ナイツの1番サビ前とかもそうなんだけど、この曲のサビは特に声がしっかり伸びるから聞いててめちゃくちゃ心地良い。

この曲もたしか照明落としめだった気がする。

あとたしかこの曲、演奏がキーボードの方メインですごく好きだった。

 

8曲目 ピリオド

仁人くんの曲の好みもあるだろうけど、別れを決意した人の曲への表現が本当に上手くて好き。序盤は一本の糸のように真っ直ぐ弛まない声で歌うのに、サビだと感情が乗って良い意味で揺らいだ声で歌うのがずるい。

M!LKのライブを見ていても思うけど、仁人くんは感情を体全体で表現している感じがする。

 

9曲目 ノスタルジア

照明がすごく綺麗だった印象。ステージに沿って円形に天井に配置されている照明が、曲の序盤真っ直ぐに床まで伸びていて、まるで青い檻みたいだった。その中にいる仁人くんが本当に美しかった。たしか曲の終盤ではその光が様々な方向に向いていて、それが曲ともリンクしているように感じられた。別れに向かう過程と、至ってしまった後みたいな。

曲が始まる前に話されていたこと(上京するタイミングの話)を聞くまでは、重めの感情を持つ女性が恋人に別れを告げる曲だと思ってた。実際その側面もあるだろうけど、きっとこの曲を書かれた時はそれだけじゃなかったんだろうなあとも思う。好きな曲がまた1曲増えたのでどこかで配信とか収録されてほしいし、そうなった暁には1万字のインタビューを受けてほしい。

 

10曲目 Tsuna-ight

ファン歴が浅いので正直この曲も初めて聞いた。サビ前の歌詞がよく聞いたらおかしい(というか全パートよく聞くと変わった内容)けど、歌唱力で上書きされた気がする。とにかく歌が上手い。あと最後に上がるタイプの曲を持ってきてくれる構成が個人的には良いなって思った。

 

あとがき

久々に、いい意味で打ちのめされるような感覚を味わったライブだった。すごい人だとは前々から思っていたけれど、それをはるかに上回る人だった。半ば放心状態になりながら会場を出て、駅まで着いてやっと感情や思考を咀嚼して飲み込むことができた。

あと本編では書かなかったけど、ビジュアルがずーーーーっと良かったし好きだった。吉田仁人さんのお顔がそもそもとても好きで、よほどのことがない限り基本どんな髪型でも好きなんだけど、その中でもかなり私が好きな髪型をされていた。加えて、フライヤーを見た時も思ったけれど白シャツが似合いすぎるので何らかの法で規制されてほしい。嘘ですもっとやってください。

とにかく「好きだな」と「すごいな」の2つに尽きたライブだった。1部だけではあったけれど、参加できて本当に良かった。