記録

現地参戦はenergyから、生誕イベント参加は2022年が初

吉田仁人 23rd anniversary LIVE 「Find Myself」が良かったという話

タイトルそのままの感想文(レポではない)。セトリネタバレ及び新曲への言及有り。

感情に沿って感想を書いたため、曲により感想量の違いがある。

 

 

 

会場について

中央に円形のステージがあり、それを客席が囲むような配置。360°どこからでも見られる形式。そしてバンドセット。会場入ってすぐにドラムが目に入って大きめの声が出そうになった。

あと会場にて開演前に流れている曲選が個人的に刺さりすぎた。私のSpotify見た?ってくらい好みの曲。特にアダムとイヴがあったのがアツかった。歌ってみた待ってるので、何かしらの機会があれば是非ご検討のほどお願いします。

 

1曲目 感電

あのイントロが流れて、姿が見えた瞬間、本当に息が止まりそうになった。何度もYouTubeで見たから言わば「知っている」ものなんだけど、それはあくまであの動画を知っているだけに過ぎないんだなあと思った。うまく言語化できないのだけれど、液晶の中でしか見られないものだから、ある種次元が違う(ゲームやアニメのように現実と密接に繋がっているがこちらからは干渉できないもの)感覚だったのかもしれない。とにかく、本当に電流を浴びたような衝撃だった。生で、歌って、動いている姿が見られる。初めてM!LKの現場に行ったときと同じような感覚だった。

正気に戻ってから見た限りだと、いろんなところで歌ってくれるのが印象的だった。円形のステージを活かして、正面以外でも歌ってくれる。私は正面のブロックでは無かったため、正直すごく助かった。にゃんにゃんにゃんのところで猫の手してたの可愛かった。

 

2曲目 夢がまた

ファン歴が長くないため、正直この曲はにわか程度にしか知らない。けれどアップテンポな曲調と、吉田仁人という人間に合った歌詞(だと個人的に思っている)で、にわかでも十分楽しかった。本当にマジで音源化してほしい。頼む。

たしか歌う合間にダンスもちょっとやってくれてたはず。あれもいつかフルで見たいな。

 

3曲目 SUN

ここからバンドのターン。最初にたしかドラムの方がクラップをしてくださって、そこから会場でクラップする流れになったのがすごく楽しかった。クラップしたり横揺れしたりしたい系統でとても好き。

原曲も爽やかで元気になれる曲だけど、歌う人が変わるとまた違う良さがある。個人的な印象だけど、仁人くんの歌うこの曲は力強くて背中をぐっと押してくれるような気がする。

あと『あのスネアが弾ける』って歌詞がある曲を、生バンドでやるのは本当にセンスが良い。

 

4曲目 ブルーベリー・ナイツ

この曲の時はたしか照明落としめで、ぼんやりと照らされていたような気がする。

シンプルに好きな曲なので歌ってみたが投稿された時点で雪の日の犬の如くはしゃいだけれど、生で聞くのはそれを上回る威力だった。語りかけるような切なさを含んだ歌い方をするなあと改めて思った。この曲はセトリの中で『静』寄りの曲だと思うんだけど、静かなる中に秘めた激情みたいなものが垣間見られてとても良かった。吉田仁人さん、静動の対比表現が本当にすごい。

 

5曲目 エンディング

ギターの破壊力に全てを持っていかれて記憶が無い。

 

6曲目 suger magic

曲を存じ上げなかったのだけれど、体が自然と揺れるような良い曲だった。歌詞が音にぴったりハマる部分がいくつかあって心地良い。

この曲はたしか3曲目と同様に、2階の壁に照明が模様になって映し出されていた気がする(記憶ベースなので違うかもしれない)。オーナメントの模様みたいで綺麗だなあと思った朧げな記憶。

 

7曲目 魔法の絨毯

この辺りからペンライトを振れなくなった記憶がある。今になって思えば感情が大脳の指示を邪魔して、ただ見ることしかできない、みたいな感覚。実際にはきっと頭は働いていたんだけど。

ブルーベリー・ナイツの1番サビ前とかもそうなんだけど、この曲のサビは特に声がしっかり伸びるから聞いててめちゃくちゃ心地良い。

この曲もたしか照明落としめだった気がする。

あとたしかこの曲、演奏がキーボードの方メインですごく好きだった。

 

8曲目 ピリオド

仁人くんの曲の好みもあるだろうけど、別れを決意した人の曲への表現が本当に上手くて好き。序盤は一本の糸のように真っ直ぐ弛まない声で歌うのに、サビだと感情が乗って良い意味で揺らいだ声で歌うのがずるい。

M!LKのライブを見ていても思うけど、仁人くんは感情を体全体で表現している感じがする。

 

9曲目 ノスタルジア

照明がすごく綺麗だった印象。ステージに沿って円形に天井に配置されている照明が、曲の序盤真っ直ぐに床まで伸びていて、まるで青い檻みたいだった。その中にいる仁人くんが本当に美しかった。たしか曲の終盤ではその光が様々な方向に向いていて、それが曲ともリンクしているように感じられた。別れに向かう過程と、至ってしまった後みたいな。

曲が始まる前に話されていたこと(上京するタイミングの話)を聞くまでは、重めの感情を持つ女性が恋人に別れを告げる曲だと思ってた。実際その側面もあるだろうけど、きっとこの曲を書かれた時はそれだけじゃなかったんだろうなあとも思う。好きな曲がまた1曲増えたのでどこかで配信とか収録されてほしいし、そうなった暁には1万字のインタビューを受けてほしい。

 

10曲目 Tsuna-ight

ファン歴が浅いので正直この曲も初めて聞いた。サビ前の歌詞がよく聞いたらおかしい(というか全パートよく聞くと変わった内容)けど、歌唱力で上書きされた気がする。とにかく歌が上手い。あと最後に上がるタイプの曲を持ってきてくれる構成が個人的には良いなって思った。

 

あとがき

久々に、いい意味で打ちのめされるような感覚を味わったライブだった。すごい人だとは前々から思っていたけれど、それをはるかに上回る人だった。半ば放心状態になりながら会場を出て、駅まで着いてやっと感情や思考を咀嚼して飲み込むことができた。

あと本編では書かなかったけど、ビジュアルがずーーーーっと良かったし好きだった。吉田仁人さんのお顔がそもそもとても好きで、よほどのことがない限り基本どんな髪型でも好きなんだけど、その中でもかなり私が好きな髪型をされていた。加えて、フライヤーを見た時も思ったけれど白シャツが似合いすぎるので何らかの法で規制されてほしい。嘘ですもっとやってください。

とにかく「好きだな」と「すごいな」の2つに尽きたライブだった。1部だけではあったけれど、参加できて本当に良かった。